東芝デバイス&ストレージとの提携は「本物性を担保するトラストサービス」が対象になる。同社が今後開発を進めるセキュアマイコン上で固有鍵の書き込みと管理を行えるようにして、その後のIoTデバイスの製造から廃棄に至るまでサイバートラストの電子認証インフラを使って管理することになる。東芝デバイス&ストレージ システムデバイス事業部 事業部長の松井俊也氏は「当社はFeliCa関連の製品も手掛けておりセキュリティ技術の知見もある。今回の提携を基にしたセキュアマイコンは、早ければ2020年後半に発表できれば」と説明する。
会見では、両社が提供する「本物性を担保するトラストサービス」をイメージしたデモを披露した。デモは、IoT機器の子機となるモバイルバッテリーと、親機となる充電ステーション、充電ステーションとつながるSIOTP、これらIoT機器の状態をBIツールによって表示するクラウドサービスで構成。
モバイルバッテリーは、東芝のセキュアマイコンを搭載する正規品と、非搭載の模造品があり、それらの真贋判定を即座に行えることを示した。また、廃棄設定を適用したモバイルバッテリーの判定も行った。
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