トロンフォーラムは、「2018年度組み込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査報告書」を発表した。「システムに組み込んだOSのAPI」では、T-KernelとITRON合計が約60%を占めた。
トロンフォーラムは2019年4月2日、「2018年度組み込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査報告書」を発表した。「システムに組み込んだOSのAPI」では、T-Kernel仕様APIとITRON仕様APIの合計が約60%を占め、利用実績でTRON系OSが23年連続トップとなった。
調査報告書は、2018年11月14〜16日にパシフィコ横浜で開催された「Embedded Technology(組み込み総合技術展)2018」において、会場と特設Webサイトで実施したアンケート結果を集計したもの。今回の調査では、124人分の有効回答を得た。
「システムに組み込んだOSのAPI」では、T-Kernel(μT-Kernel含む)とITRONが約60%を占めた。「アプリケーション分野別の組み込みOSのAPI」では、IoT(モノのインターネット)関連機器の利用事例が増えるとともに、TRONの利用割合が高いという結果となった。
アンケート結果の全文は、会員専用ページ内で公開する他、Webサイトを通じて2019年4月中旬から一般発売する。価格は購入部署限定版が10万円、購入法人限定版が20万円(各税別)だ。
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