トロンフォーラムは、「2016年度組込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査報告書」を発表した。同報告書で、「組み込みシステムに組み込んだOSのAPI」において、TRON系OSが21年連続首位となった。
トロンフォーラムは2017年4月6日、「2016年度組み込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査報告書」を発表した。
同調査は、2016年11月に開催された「Embedded Technology(組み込み総合技術展) 2016」において、会場と特設Webサイトで実施したアンケートの結果を集計したもの。21回目となる今回の調査では、232人から有効回答を得た。
同報告書によると、「組み込みシステムに組み込んだOSのAPI」では、T-Kernel仕様APIとITRON仕様APIの合計が約60%を占めるという。これにより、利用実績でTRON系OSが21年連続首位に輝いた。また、「アプリケーション分野別の組み込みOSのAPI」において、IoT(モノのインターネット)関連機器で採用されたOSは、TRON系が最も多かった。
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