疑似Rの設定不要、削り残しが発生しないR2インサートを拡充FAニュース

タンガロイは、小径高送りカッター「TungForce-Feed」にR2インサートを拡充して発売した。疑似Rの設定が不要で、削り残しが発生しないコーナR2.0を採用。金型の荒〜中仕上げ加工に対応し、仕上げ工程の加工精度を高めている。

» 2019年01月28日 06時00分 公開
[MONOist]

 タンガロイは2019年1月7日、小径高送りカッター「TungForce-Feed(タング・フォース・フィード)」にR2インサートを拡充して発売した。主な形番「LSMT0202R2-MM AH3225」「LSMT0202R2-MM AH8015」の標準価格は各778円(税込)だ。

 TungForce-Feedは、工具径ø8〜ø16に対応する刃先交換式小径高送り工具。金型などの形状加工や一般加工において、安定した生産性と経済性を提供する。

 今回拡充するR2インサートは、疑似Rの設定が不要で、削り残しが発生しないコーナR2.0を採用した。金型の荒〜中仕上げ加工に対応し、仕上げ工程の加工精度を高めている。低抵抗な切れ刃設計によりびびりを抑制。仕上げ工程の加工面品位を向上させている。

 また、サイドワイパーにより、立壁加工や隅R加工時の壁面の精度を高め、バリ残りを低減した。ソリッドエンドミルの切り替えにより加工コストの削減に寄与する。

photo 「TungForce-Feed」イメージ図(クリックで拡大) 出典:タンガロイ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.