高張力鋼にも対応可能な全自動角度可変タイプ超硬丸切断機FAニュース

ノリタケカンパニーリミテドは、超硬丸のこ切断機「シンカットマスター」に、切断角度を全自動で調整できるタイプを追加した。メタルソー切断機の約2倍の高速切断が可能で、従来は対応していなかったスーパーハイテン鋼やSUSも切断できる。

» 2018年12月28日 08時00分 公開
[MONOist]

 ノリタケカンパニーリミテドは2018年12月11日、超硬丸のこ切断機「シンカットマスター」に、切断角度を全自動で調整できるタイプを追加した。同月から販売を開始する。

 同製品は、全自動で角度調整でき、30〜150度までの切断角度に対応する。また、切断スピードはメタルソー切断機の約2倍で、薄肉パイプ技術の応用により高速切断が可能になった。スーパーハイテン(高張力)鋼やステンレス鋼(SUS)など、従来は対応していなかった難加工材料も切断できる。

 自動車の軽量化に伴い、角パイプなど構造部品の高張力化が進んでいる。パイプの斜め切りには、これまで手動や自動のメタルソー切断機が使われてきたが、高張力鋼には対応していなかった。

photo シンカットマスターの全自動角度可変タイプ(クリックで拡大) 出典:ノリタケカンパニーリミテド
photo 同製品で切断した角パイプ(クリックで拡大) 出典:ノリタケカンパニーリミテド

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