ディスプレイ製造装置と成膜装置の新たな生産拠点を滋賀県彦根市に建設 : 工場ニュース
SCREENホールディングスは、彦根事業所の敷地内にディスプレイ製造装置と成膜装置の生産拠点として「CS-2」を建設した。有機ELディスプレイや、フレキシブルディスプレイ製造装置を生産可能な清浄度を備えている。
SCREENホールディングスは2018年11月16日、彦根事業所(滋賀県彦根市)の敷地内にディスプレイ製造装置と成膜装置の新たな生産拠点として「CS-2(シーエスツー)」を建設したと発表した。
建築面積は約4107m2 で、延床面積は約4288m2 。鉄骨造平屋建てで総工費は約20億円だ。
同施設は、より微細化が求められる有機ELディスプレイや、フレキシブルディスプレイ製造装置を生産可能な清浄度を備えている。大型化が進むディスプレイ製造装置の他、2次電池用塗工装置の生産と品質検証、ディスプレイ後工程装置の製造に対応する。同年3月に設立した中国、常熟の合弁会社SCREEN FT Changshuと併せ、生産ラインアップの増産により、時期に合った装置を供給する。
同社は、CS-2の建設により、ディスプレイ製造装置のさらなるシェア拡大を目指すとともに、ディスプレイ製造装置および成膜装置事業における収益性向上と競争力強化を図るとしている。
「CS-2」の外観(クリックで拡大) 出典:SCREENホールディングス
半導体露光機で日系メーカーはなぜASMLに敗れたのか
法政大学イノベーション・マネジメント研究センターのシンポジウム「海外のジャイアントに学ぶビジネス・エコシステム」では、日本における電子半導体産業の未来を考えるシンポジウム「海外のジャイアントに学ぶビジネス・エコシステム」を開催。半導体露光機業界で日系企業がオランダのASMLに敗れた背景や理由について解説した。
ナノスケールのちりの影響を抑制、半導体製造装置が目指すIoT活用
「SEMICON Japan 2016」のIoTイノベーションフォーラムで登壇した東京エレクトロン執行役員の西垣寿彦氏は、半導体製造における“ちり”の管理と、IoTを使った生産性向上の取り組みについて紹介した。
それでも製造業にとって“スマート工場化”が避けては通れない理由
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて、話題になったトピックなどに応じて解説していきます。第25回となる今回は「そもそもスマート工場化って必要なの?」という点について考察してみたいと思います。
スマートファクトリーはエッジリッチが鮮明化、カギは「意味あるデータ」
2017年はスマートファクトリー化への取り組みが大きく加速し、実導入レベルでの動きが大きく広がった1年となった。現実的な運用と成果を考えた際にあらためて注目されたのが「エッジリッチ」「エッジヘビー」の重要性である。2018年はAIを含めたエッジ領域の強化がさらに進む見込みだ。
スマートファクトリーがいよいよ現実解へ、期待される「見える化」の先
ドイツのインダストリー4.0がきっかけとなり関心が高まった、IoTを活用したスマートファクトリー化への動きだが、2017年は現実的成果が期待される1年となりそうだ。既に多くの実証成果が発表されているが、2017年は、実導入ベースでの成功事例が生まれることが期待される。
いまさら聞けない「マスカスタマイゼーション」
IoT(モノのインターネット)活用などで実現するスマートファクトリーの理想像とされる「マスカスタマイゼーション」。このマスカスタマイゼーションとは何かを5分で分かるように簡単に分かりやすく解説します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.