マツダ「ロードスター」のワンメークの耐久レース「メディア対抗4時間耐久レース」に「ITmedia×MONOist」チームが今年も参加。鼻息も荒く筑波サーキットに乗り込んだわれわれを待ち受けたのは……
マツダ「ロードスター」のワンメークの耐久レース「メディア対抗4時間耐久レース」に、われら「ITmedia×MONOist」チームが今年も参加した。自動車関連のメディアがチームを組んで、筑波サーキットを4時間かけて戦う耐久レースも今回で29回目を迎えたが、今年は27チームが参加した。
自動車専門メディアとの熱い戦い、2017年の“メディア4耐”
28回目を迎えたマツダ「ロードスター」ワンメークの耐久レース、「メディア対抗4時間耐久レース」に参加した。プロチームでなくても、モータースポーツは熱く盛り上がる。
昨年、あと1kmを走り切れずにガス欠でチェッカーフラッグを受けられなかったわれらITmedia×MONOist。今年は、完走はもちろん順位も伸ばしてチェッカーを受けてやろうと、鼻息も荒く筑波サーキットに乗り込んだわれわれなのであった。
名前 | アイティメディア 部署 | |
---|---|---|
第1ドライバー | 斎藤健二 | ITmediaビジネスオンライン編集部 |
第2ドライバー | 西坂真人 | MONOist編集部 |
第3ドライバー | 山口恵祐 | ITmedia NEWS編集部 |
第4ドライバー | 高根英幸 | 筆者(MONOist専属ライター) |
第5ドライバー | 柿澤誠 | 企画局 商品開発部 |
昨年同様、ペース配分などレースのマネジメントを決定するのは、MONOist編集部の松本貴志氏である。昨年は惜しくも最終周でのガス欠(記録上は完走)ストップとなり、悔しい思いをしていただけに、今年は中盤以上での完走を目指して、ドライバーが集まっての作戦会議は2回も実施した。そこで明らかになったのは、昨年より少しエンジン回転を抑えるだけで180周の周回数が狙えるということ。うまくいけば上位入賞も夢ではないと、データが弾き出したのだ。
しかし、モノづくり分野に特化しているMONOistは試乗記事などは少ない媒体ゆえ、当然のことながらサーキットを走る機会も少なく、結局アマチュアレースを楽しんでいる2人のドライバーを除けば、残りの3人は1年間まったくサーキットを走ることなく(つまり限界域でのドライビングはほぼしていない)、今年のメディア対抗レースを迎えてしまったのは不安材料の一つだった。
それでも昔から親しみのあるサーキットだけに、練習走行もコースインしてすぐに赤旗中断となり、1周も回れずにパドックに戻る羽目になっても、まったく心配していなかったのだ。そう、天候を除いては……。
波乱のレースとなる予兆は、その前日からあったのかもしれない。神奈川県で取材を終えた筆者は、筑波方面に向かうべく圏央道を進んでいると、筑波周辺には真っ黒な雲が! 雷が落ちまくる中で筑波にたどり着いたのだった。レース当日も朝から雨が降ったり止んだり。練習走行や予選はドライ路面だったものの、黒い雲が発生しては消え去っての繰り返しで、いつ降り出してもおかしくない雰囲気であった。
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