キヤノンメディカルシステムズは、インフルエンザ迅速検査システム「Rapiim」に最短3分で陽性判定できる機能を追加した。8分で最終判定する従来機能に加え、ウイルス量が多い場合は最短3分で陽性判定ができる。
キヤノンメディカルシステムズは2018年9月20日、インフルエンザ迅速検査システム「Rapiim(ラピーム)」に最短3分で陽性判定できる機能を追加し、販売を開始した。蛋白質分析装置「Rapiim Eye 10(ラピーム アイ テン)」とインフルエンザウイルスキット「Rapiim Flu-AB(ラピーム フル エービー)」で構成される。
微量なインフルエンザウイルスを8分で最終判定する従来機能に加え、ウイルス量が多い場合は、最短3分で陽性判定ができる機能を新たに搭載した。また、これまでの判定結果の表示「陽性:P、陰性:N」の他に、「陽性:+、陰性:−」を追加し、ユーザーが分かりやすい表示を選択できる。
検体種も拡大し、鼻かみ液、鼻腔拭い液、鼻腔吸引液に加えて、咽頭拭い液を追加。患者の症状に適した検体種で検査できる。体外診断用医薬品のインフルエンザウイルスキット「Rapiim Flu-AB」は、有効期間を18カ月から24カ月に延長した。
Rapiim Eye 10の本体サイズは150×230×150mmで、重量は約1.6kg。納品開始は、Rapiim Eye 10が同年10月、Rapiim Flu-ABが同年11月からの予定。なお、現行のRapiim Eye 10については、同年10月より無償で装置を交換する。
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