振動と騒音を約3分の1に低減したステッピングモーターセット : FAニュース
シナノケンシは、低振動、低騒音マイクロステップドライバーとステッピングモーターセット「CSB-BA」シリーズを発売する。マイクロステップ補間と低振動化機能の搭載により、振動と騒音を従来比で約3分の1にまで低減した。
シナノケンシは2018年9月19日、低振動、低騒音マイクロステップドライバーとステッピングモーターセット「CSB-BA」シリーズを2019年3月下旬に発売すると発表した。用途は、精密部品など軽量物の安定搬送など。初年度に1000台の販売を目指す。
マイクロステップ補間機能と低振動化機能を搭載し、振動と騒音を従来機種比で約3分の1にまで低減している。配線時に電流制限抵抗の追加が不要で、最大電流2.8Armsに対応。バイポーラモーターとの組み合わせで、高出力・高トルクを可能にした。
ドライバサイズは65×51×33mmで重量は80g。4段階分割(1、2、4、16)から選択可能だ。専用モーター20種類を用意し、基本的な搬送用途に対応している。
保護機能として、過熱、過電圧、低電圧、過電流、ドライバ異常、CPU異常を装備。EU内での基準適合を示す「CEマーキング」に対応している。
「CSB-BA」シリーズ 出典:シナノケンシ
それでも製造業にとって“スマート工場化”が避けては通れない理由
製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて、話題になったトピックなどに応じて解説していきます。第25回となる今回は「そもそもスマート工場化って必要なの?」という点について考察してみたいと思います。
スマートファクトリーはエッジリッチが鮮明化、カギは「意味あるデータ」
2017年はスマートファクトリー化への取り組みが大きく加速し、実導入レベルでの動きが大きく広がった1年となった。現実的な運用と成果を考えた際にあらためて注目されたのが「エッジリッチ」「エッジヘビー」の重要性である。2018年はAIを含めたエッジ領域の強化がさらに進む見込みだ。
スマートファクトリーがいよいよ現実解へ、期待される「見える化」の先
ドイツのインダストリー4.0がきっかけとなり関心が高まった、IoTを活用したスマートファクトリー化への動きだが、2017年は現実的成果が期待される1年となりそうだ。既に多くの実証成果が発表されているが、2017年は、実導入ベースでの成功事例が生まれることが期待される。
工作機械も4.0へ、シェフラーとDMG森精機が描く「マシンツール4.0」
ドイツのインダストリー4.0が大きな注目を集める中、工作機械にもIoTを積極的に活用する動きが出てきている。軸受部品を展開するシェフラーと、工作機械メーカーのDMG森精機は工作機械のインダストリー4.0対応を目指す「マシンツール4.0」プロジェクトを推進している。
アップルVSサムスン訴訟を終わらせた日本の工作機械の力
知財専門家がアップルとサムスン電子のスマートフォンに関する知財訴訟の内容を振り返り「争う根幹に何があったのか」を探る本連載。最終回となる今回は、最終的な訴訟取り下げの遠因となった「新興国への技術移転」の問題と「なぜ米国で訴訟取り下げを行わなかったのか」という点について解説します。
好況に沸く工作機械メーカーは盤石か!? 課題は営業力にあり
企業再生請負人が製造業の各産業について、業界構造的な問題点と今後の指針を解説する本連載。今回はリーマンショック前の勢いを取り戻しつつある日系工作機械メーカーの動向と課題について取り上げる。
生産技術の進化がなければ、TNGAもハイブリッドシステムの向上も成立しない
他社がまねできない技術には、工作機械メーカーの協力が不可欠――。「第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)」の特別講演で、「TNGA(Toyota New Global Architecture)」やエコカー戦略を支える生産技術について、トヨタ自動車 パワートレーンカンパニー ユニット生産技術領域 常務理事の近藤禎人氏が語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.