μT-Kernel 2.0ベースのIEEE 2050-2018がIEEE標準として成立組み込み開発ニュース

トロンフォーラムは、小規模組み込みシステム向けのリアルタイムOS「μT-Kernel 2.0」ベースの「IEEE 2050-2018」が、IEEE標準として正式に成立したと発表した。

» 2018年10月01日 10時00分 公開
[MONOist]

 トロンフォーラムは2018年9月11日、リアルタイムOS「μT-Kernel 2.0」ベースの「IEEE 2050-2018」が、IEEE標準として正式に成立したと発表した。

 μT-Kernel 2.0は、小規模組み込みシステム向けに開発されたリアルタイムOS。ROMが8KB、RAMが4KBほどしかない小規模な組み込みシステムで動作し、シングルチップマイコンなどの16ビットCPUにも対応している。

 2017年にはIEEEとμT-Kernel 2.0仕様書の著作権譲渡契約を締結し、μT-Kernel 2.0のIEEE標準化作業を進めてきた。その結果、2018年5月11日に標準として採択され、同年8月24日から「IEEE 2050-2018 IEEE Standard for a Real-Time Operating System(RTOS) for Small-Scale Embedded Systems」として、IEEEから正式に文書を入手できるようになった。

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