東京医科歯科大学とパイオニアは、酵素触媒反応を利用したアセトンガス高感度検出用の小型光バイオ方式センサーモジュールを開発した。同大学のバイオ技術、同社の光学技術などにより、高感度化、小型化している。
東京医科歯科大学とパイオニアは2018年9月13日、酵素触媒反応を利用したアセトンガス高感度検出用の小型光バイオ方式センサーモジュールを共同開発したと発表した。同大学のバイオ技術、パイオニアの光学技術と小型化技術により、光バイオ方式センサーモジュールを高感度化、小型化している。
アセトンガス高感度検出用の小型光バイオ方式センサーモジュールは、呼気中に含まれる多様な成分の中でアセトンのみを選択的に認識し、高感度かつリアルタイムに情報化する。検出には、二級アルコール脱水素酵素がアセトンと反応する際、蛍光物質である還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドが消費され、蛍光が減少する現象を利用している。
同大学の先行研究成果である光ファイバー型バイオスニファの特徴(高感度、高選択性、連続計測可能)を生かして開発しており、今後、さらなる小型化、低コスト化を目指す。
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