京セラドキュメントソリューションズの中国広東省東莞市にある生産拠点、京セラ弁公設備科技の敷地に、「OPC感光体ドラム第10工場」が完成した。OPC感光体ドラムの生産能力を2020年には現在の2.5倍以上に増強する見込みだ。
京セラドキュメントソリューションズは2018年8月10日、中国広東省東莞市にある主力生産拠点、京セラ弁公設備科技(東莞)の敷地に2017年7月より建設していた「OPC感光体ドラム第10工場」が完成したと発表した。
新工場は、総床面積1万1385m2の3階建てで、OPC感光体ドラムの生産工程で出る排水のリサイクルシステムや、排ガス処理装置を設置するなど環境にも配慮。また、同社独自の新生産設備を導入し、ほとんどの工程を自動化。これにより、OPC感光体ドラムの生産能力を2020年には現在の2.5倍以上に増強する見込みだ。
京セラ弁公設備科技では、複合機やプリンタの生産に加え、消耗品のOPC感光体ドラムの生産も行っている。同社は、複合機やプリンタの受注拡大に伴い、低中速機に搭載されるOPC感光体ドラムの生産増強が急務であることから、OPC感光体ドラムの生産工場を増設した。
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