ロボット技術の革新に挑むロボットイノベーションWG(WG3)はロボット技術そのものの革新への取り組みを推進するWGである。ロボットメーカーなどが参画する企業メンバーが58社、その他工業会や有識者などが参加し108の会員が参加する。
WG3は3つのサブWG(サブワーキンググループ)での活動を推進する。ロボットの機能要素を共通化しプラットフォームとすることを目指す「プラットフォームロボットSWG(SWG1)」と、ロボットの安全を確保する「ロボット活用にかかわる安全基準/ルールSWG(SWG2)」、国内発のロボット国際競技大会である「World Robot Summit」の実現を目指す「ロボット国際競技大会SWG(SWG3)」である。
SWG1では、プラットフォーム化によるロボットの普及促進に取り組む。ハードウェアプラットフォーム、ソフトウェアプラットフォームの仕様をある程度固め、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)プロジェクトとして2017年度は事業化を推進した。
SWG2では、ロボットを安全に使えるルール作りやガイドライン提示を推進。ロボット導入実証事業に採択された事業者にガイドラインを提示し適用してもらい、フォローアップ調査などを実施した。2017年度も同様の取り組みを推進。2020年に向けたアクションプランであるロボット社会実装プロジェクト「改革2020」の実現に向け、必要に応じたガイドラインの見直しを進めていくとしている。
SWG3は日本発の独自ロボット競技大会の成立を目指したWGである。2016年度に「World Robot Summit」とする大会の名称、ロゴ、開催時期、開催場所、各競技種目の概要、プラットフォームロボット、資金管理団体を決定。2017年度は成立に向けてさまざまな告知活動などに取り組んだ。2018年10月には都内の東京ビッグサイトでプレ大会が開催される。
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