横河計測は、生産ライン向けの光スペクトラムアナライザ「AQ6360」を発売した。分散分光方式の光スペクトラムアナライザの新製品として、1200〜1650nmの光通信波長帯に対応している。
横河計測は2018年3月6日、生産ライン向けの光スペクトラムアナライザ「AQ6360」を発売した。分散分光方式の光スペクトラムアナライザの新製品として、1200〜1650nmの光通信波長帯に対応。生産ラインでの試験・検査に求められる性能を搭載しており、光通信用半導体レーザーや光トランシーバー、光アンプなどの生産ラインでの使用に適している。
波長分解能は0.1〜2nm、測定感度は+20〜−80dBm、ダイナミックレンジは55dB。躯体は426×459×177mm、重量は約15.5kgで、既存製品よりも高さと重さを約2割低減した。
入力部内部に同社独自のフリースペース構造を採用。これにより、シングルモードファイバー、マルチモードファイバーのいずれからも光信号を入力でき、光ファイバーの種類に依存しない安定した測定を可能にした。現行製品「AQ6370D」の約2倍のスピードで測定できる。
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