「モノづくりに携わる人」だからこそ、もう無関心ではいられない情報セキュリティ対策。しかし、堅苦しい内容はちょっと苦手……という方に向けて、今日から使えるセキュリティ雑学をお届け! 今回は、「IoT怖い」の真実と誤解について触れ、セキュリティの基本となる考えをご紹介します。
近年のブームの代表格は間違いなく「IoT(Internet of Things)」でしょう。ここで筆者があえて「ブーム」と表現したのは、決して“いい意味”だけではないからです。ブームになると、その言葉の示す範囲が広くなり過ぎてしまい、この言葉を聞いた人は、「一体、どのような意味と意図で○○という言葉を使っているのか?」と探り探り会話をすることになります。そして、ブームの後半は決まって「○○の恐怖」「○○は本当に大丈夫なのか?」と、“恐怖をあおるフェーズ”に突入していきます。そういう意味で、IoTもそろそろこのフェーズに入ってきたのではないかと思います。
恐怖をあおる意味でセキュリティは欠かせない存在です。ちょうどNHKでも「『IoTクライシス』が忍び寄る」と題した特集番組を放映したばかりです。
さて、IoTは本当に破滅的で、システムを脅かすものになってしまうのでしょうか。このコラムをお読みの皆さんには、ぜひ“真実”を知ってほしいと思います。
IoTデバイスを狙うマルウェア「Mirai」とは何か――その正体と対策
IoTの安全を「認証マーク」だけで決めていいのか?
IoT機器はどうやってアップデートが行われるべきか? 究極の手法を考察する
IoT機器に脆弱性を作り込まないための秘策、ズバリ教えます!
機器の寿命は作り手次第!? IoTで最も重要な機能は何かCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク