日本HPは、VR対応のウェアラブルワークステーション「HP Z VR Backpack G1 Workstation」と、新デザインを採用したデスクトップワークステーション3機種を発表した。
日本HPは2017年9月28日、VR(仮想現実)対応のウェアラブルワークステーション「HP Z VR Backpack G1 Workstation」を発表した。同時に、新デザインを採用したデスクトップワークステーション「HP Z8 G4 Desktop Workstation」「HP Z6 G4 Desktop Workstation」「HP Z4 G4 Desktop Workstation」を発表。日本HPのオンラインストア「HP Directplus」や販売代理店などで11月下旬から順次販売する。
HP Directplusでの販売価格は、HP Z VR Backpack G1 Workstationが58万円、HP Z8 G4 Desktop Workstationは30万円から、HP Z6 G4 Desktop Workstationは27万6000円から、HP Z4 G4 Desktop Workstationは18万9000円からとなる(いずれも税別)。
HP Z VR Backpack G1 Workstationは、人間工学に基づいたバックパック型設計を採用し、ホットスワップ対応の電源を搭載している。これにより、同製品をハーネスに装着してバックパックのように背負い、VR空間を自由に動いて没入体験を得ることができる。加えて、高い処理能力と最新のグラフィックスソリューションを装備。インテル Core i7 vProプロセッサ、vProチップセット、16Gバイトビデオメモリを備えるNVIDIA Quadro P5200を搭載する。
同製品を専用のドッキングステーションに装着すれば、デスクトップワークステーションとしても活用可能だ。制作したコンテンツを、ウェアラブルに切り替えてVR環境で確認できる。VR用オプション製品として、HTC Vive Business Edition Virtual Reality Head Mounted Displayも発売予定だ。
HP Z8 G4 Desktop Workstationは、最大56のプロセッシングコア、従来製品の3倍の処理能力などにより、3Dシミュレーションや8K映像のリアルタイム編集が可能。ANSYSやAdobe Premiere Pro CC、Adobe After Effects CCなどのソフトウェア認証を得ており、より安定した環境でシミュレーションや創造的な作業ができる。
HP Z6 G4 Desktop Workstationは、384Gバイトのシステムメモリ、「HP Z Turbo Drive PCIe SSD」用のデュアルM.2スロットをサポート。プロフェッショナル向けのグラフィックス性能を持ち、VFXアーティストのニーズに応える設計となっている。
HP Z4 G4 Desktop Workstationは、小規模オフィス向けに筐体を大幅に小型化した。次世代インテル XeonプロセッサWファミリーを搭載し、CAD設計からシミュレーションまで活用できる。
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