IDC Japanは、AR/VRヘッドセットについて、2017年第1四半期の世界と国内の出荷台数を発表した。世界のAR/VRヘッドセット出荷台数は228万台で高成長が続く。国内の出荷台数は5万3000台。PlayStation VRが国内市場を主導している。
IDC Japanは2017年6月14日、AR(拡張現実)/VR(バーチャルリアリティー)ヘッドセットについて、2017年第1四半期(2017年1〜3月)の国内/世界出荷台数を発表した。
世界のAR/VRヘッドセット出荷台数は、ARが前年同期比77.4%増の3万8000台、VRが同69.7%増の224万2000台となった。VR市場では、サムスンのGear VRなどスマートフォンをヘッドセットにはめ込む「スクリーンレス」タイプが市場の62.1%を占める141万台の出荷を記録し、市場をけん引している。また、ソニーのPlayStation VRや、HTC Viveなどのケーブル型VRヘッドセットも、前年同期と比較して大幅に増加している。
国内のAR/VRヘッドセット出荷台数は合計5万3000台。このうち、PlayStation VRが4万2000台、エンタープライズ用途での利用が多いGear VRは約6000台が出荷されている。IDC Japanのシニアマーケットアナリストによると、海外ではスクリーンレスタイプが市場をけん引しているが、日本のVRマーケットはPlayStation VRを擁するソニーが主導しているという。さらに、手軽さという点が優位なスクリーンレスタイプのVRも今後、拡大が期待されるとしている。
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