「ジェネリックREGZA」は言い得て妙だがやっぱり違う製造マネジメント メルマガ 編集後記

語感はすごくいいです。新開発の「ジェネリックエンジン」とか載せてる感じでちょっとかっこいい。

» 2017年06月27日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 この記事は、2017年6月27日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


「ジェネリックREGZA」は言い得て妙だがやっぱり違う

 2017年に入り、東芝やソニー、パナソニックなど国内電機メーカーが、高価格帯のテレビとして有機ELテレビを投入する方針を明らかにしました。6月から、量販店のコーナーに各社の有機ELテレビが並ぶようになっています。

 パナソニックは、有機ELテレビを生産するモノづくり革新センター(栃木県宇都宮市)を報道陣に公開しており、その期待のほどがうかがえます(関連記事:有機ELで4つ目の表示デバイス、テレビ生産が変わること変わらないこと)。

 ただし、国内のテレビ市場で今一番話題をさらっているのは、税別5万4800円の低価格を実現した、ドン・キホーテの50インチの4K液晶テレビでしょう。6月15日の発売から、約1週間で初回生産台数の3000台を売り切ったため、現在は予約受付を休止しています。

 この“ドンキの4Kテレビ”、東芝のテレビ「REGZA」を開発している東芝映像ソリューション製のメインボードを採用したこともあってか、「ジェネリックREGZA」などと呼ばれています。

 あまりにもジェネリックREGZAといわれるので、東芝映像ソリューションから「当社製テレビ受信システム『デジタルボード』を採用した液晶テレビについて、製品としての開発には関わっていない」というニュースリリースが発表されました。

 このジェネリックREGZAという呼び名ですが、言い得て妙でありつつ、やっぱり違うんじゃないかなぁと感じています。

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