インテルは、「第20回 組込みシステム開発技術展(ESEC2017)」において、組み込み機器に特化した画像認識ソフトウェアを紹介。ディープラーニングで学習済みのアルゴリズムを、組み込み機器向けプロセッサ「Atom」や制限されたメモリ容量でも利用できるようにコンパクトにしたものだ。
インテルは、「第20回 組込みシステム開発技術展(ESEC2017)」(2017年5月10〜12日、東京ビッグサイト)において、組み込み機器に特化した画像認識ソフトウェアを紹介した。ディープラーニングで学習済みのアルゴリズムを、組み込み機器向けプロセッサ「Atom」や制限されたメモリ容量でも利用できるようにコンパクトにしたもので、最大20種までの対象物を認識できる。
展示では、ブースに訪れた来場客(対象物1種)を認識するデモと、プラモデルの人や犬、家具、クルマなど(対象物9種)を認識するデモを披露した。画像認識ソフトウェアは、インテルの開発キット「Joule」に組み込まれている。使用メモリ容量は、対象物1種で10MB、対象物9種で30MBと、ディープラーニングに基づくアルゴリズムとしてはかなりコンパクトだ。Jouleに搭載されているAtomの4コアのうち2コアを使って画像認識を実行している。
なお、この画像認識ソフトウェアの提供は、認識する対象物の種類など顧客の要望に応じてインテル側でカスタマイズする形になる。既に販売可能な状況にあるという。
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