伊東電機は「第2回 名古屋ものづくりワールド」に出展し、搬送ライン設計や設置、変更を専門技術者なしに簡単に行える、柔軟で賢いコンベヤーソリューションを提案した。
伊東電機は「第2回 名古屋ものづくりワールド」(2017年4月12〜14日、名古屋ポートメッセ)に出展し、ライン設計・設置・変更がユーザー側で簡単に対応できるMDR式コンベヤーモジュール「id-PAC」を提案した。
同社は、ローラーコンベヤーに使われるローラーにモーターやギア、動力伝達部などを内蔵し、外部から1つ1つを制御できるようにしたモーターローラー「パワーモーラ」シリーズを展開し、搬送の柔軟性向上や高度な自動化に貢献。自動車や電機などの製造業の工場や、大規模物流企業の倉庫などで導入を拡大している。
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名古屋ものづくりワールドでは新たに2017年1月に発表したMDR式コンベヤーモジュール「id-PAC」の提案を行った。「id-PAC」はコントローラー機能を内蔵したモジュール型のコンベヤーと、ラインプログラムを自動生成するソフトウェアで構成されている。
これにより、「id-PAC」のソフトウェアでモジュールの搬送ラインを変更すると、自動でプログラムが生成され、実際にハードウェアのラインモジュールを構築した後、プログラムを流し込んですぐに稼働が行える。
ブース説明員は「多くの製造業の工場や物流倉庫などでは人手不足に悩んでおり、搬送ラインを変更するためにいちいち技術者の派遣などを頼んでいるのが現状である。『id-PAC』を利用すれば、専門の技術者を呼ばなくても、現場の作業員だけで搬送ラインの変更ができるようになる。搬送ラインの迅速な立ち上げや、柔軟な変更が可能となる」と価値について述べている。
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