ETCで待機車両を把握し、東京港コンテナターミナルへの誘導に活用製造ITニュース

シーイーシーと古野電気が共同開発した物流最適化ソリューションが、東京港大井コンテナ埠頭に採用された。ETCを使った車両認識システムをベースとしたもので、待機車両の流入状況を把握して効率的に配車し、周辺道路の渋滞緩和に貢献する。

» 2017年04月14日 09時00分 公開
[MONOist]

 シーイーシーは2017年3月29日、古野電気と共同開発した物流最適化ソリューションが、東京港の大井コンテナ埠頭に採用されたと発表した。同日よりトライアル運用を開始した。

 同ソリューションは、ETCを使った車両認識システム「CaoThrough」をベースとしている。ETC車載器とETC路側装置間の通信によって車両を認識し、事前に配布した専用カードでドライバーを確認する。

 車両待機場とコンテナターミナルの両方にETC路側装置を設置することで、埠頭全体の待機車両台数や待ち時間が、専用Webページで確認できる。車両の流入状況に応じて、待機場からターミナル内へ順次誘導するなど効率的な配車が可能になり、その結果、ターミナル周辺道路の渋滞が緩和され、ドライバーの負荷も低減できる。

photo 東京港大井コンテナ埠頭での運用イメージ

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