GEヘルスケア・ジャパンは、3.0T(テスラ)のMRI(磁気共鳴断層撮影)装置「SIGNA Architect」を発売した。同社製アナログMRと比較して、SNR(Signal to Noise Ratio:信号対雑音比)を最大で59%改善している。
GEヘルスケア・ジャパンは2017年3月15日、3.0T(テスラ)のMRI(磁気共鳴断層撮影)装置「SIGNA Architect」を発売すると発表した。
TDI(Total Digital Imaging) RFテクノロジーを導入したことで、同社製アナログMRと比較してSNR(Signal to Noise Ratio:信号対雑音比)を最大で59%改善。48コイルエレメント搭載の「48チャンネルヘッドコイル」により、同社製の多チャンネルヘッドコイルと比べてSNRが最大51%向上した。
さらに、圧縮センシング技術などのアプリケーション群「HyperWorks」を搭載し、画像の劣化を抑えながらスキャンの高速化を図った。1秒間に6万2000枚を処理する高速リコンストラクションエンジンを追加し、本体コンソール上で画像解析処理を可能にしたことで、スキャン後の処理時間も短縮した。
また、0.27ppm(40cmDSV)と磁場をより均一にすることで、50×50×50cmという広範囲の撮像視野を確保。RF送信の最適化を図り、撮像領域ごとに信号を補正する機能「reFINE」により、体幹部や心臓の画質を向上したとうたっている。
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