流れが見えたかと思わせておいて、ところがどっこいちゃぶ台返し。
工場内で利用する産業用ネットワークの周辺が非常にあわただしく動いています。インダストリー4.0などで「つながる工場」の実現へ盛り上がりを見せていることが要因として挙げられますが、提携や大型発表などが相次いでいます。特に大きな驚きを持って見られたのがトヨタ自動車(トヨタ)のEtherCATの採用です。2016年4月のドイツ・ハノーバーメッセ会場での発表は業界を大きく騒がせたといえます※)。
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トヨタは工場内の産業用ネットワークとして日本電機工業会(JEMA)が推進するFL-netを中心としていたといわれていますが、新規工場からEtherCATを中心に切り替えていく方針を示しています。ただ、既存工場などを含めて一気に全ての産業用ネットワークが切り替わるというわけではありません。
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