厚さ5mmの保護ガラス上からでも操作できるTFT液晶モジュール:FAニュース
三菱電機は、産業用カラーTFT液晶モジュール「DIAFINE」の新モデルを発表した。厚さ5mmの保護ガラス上からでも操作できる投影型静電容量方式のタッチパネルを搭載し、屋外での用途に対応する。
三菱電機は2016年7月14日、産業用カラーTFT液晶モジュール「DIAFINE(ダイアファイン)」の新モデル「6.5型VGA」と「8.4型SVGA/XGA」を発表した。屋外用途向けに、厚さ5mmの保護ガラス上からでも操作ができる投影型静電容量方式のタッチパネルを搭載している。
新モデルでは、タッチパネルの性能が向上しており、高感度・耐水滴性と多点検出の両方を兼ね備えている。厚さ5mmの保護ガラス上からの操作に加え、最大10点までのマルチタッチ操作、厚みのある耐熱手袋をはめた状態、水滴が付着した状態での操作など、さまざまな環境下での使用に対応する。
また、液晶モジュールに加え、タッチパネル・コントロール基板を含めたトータルサポートを提供。屋外などの明るい環境下でも視認性が高いグラスボンディングや、保護ガラスへの強化処理、低反射処理、防汚処理などさまざまなオプション加工に対応するという。
新モデルのサンプル提供は、2016年8月1日からの予定。サンプル価格は6.5型VGAが6万5000円、8.4型のSVGAが8〜9万円、XGAは9〜10万5000円(いずれも税別)となっている。
FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
- 三菱電機 名古屋製作所、FA機器快進撃の舞台裏
好調を持続する三菱電機のFA機器事業。その成長を支える主力事業所「名古屋製作所」では新たな生産棟を5月に本格稼働させる。分工場の生産性向上に向けた投資も加速させ、成長を「もう一段上に」加速させる方針だ。競争環境が厳しくなる中、成長を続ける秘訣は何があるのだろうか。名古屋製作所 所長の山本雅之氏に話を聞いた。
- ドイツが描く第4次産業革命「インダストリー4.0」とは?【中編】
ドイツ政府が主導するモノづくりの戦略的プロジェクト「インダストリー4.0」について解説する本連載。今回はメインテーマに「インダストリー4.0」を据え、盛り上がりを見せたドイツの産業見本市「ハノーバー・メッセ」の出展の様子について、現地を訪問した筆者が紹介する。
- インダストリー4.0が目指す“一段上”の自動化
ハノーバーメッセ2015のメインテーマとなった「インダストリー4.0」。製造業にとって魅力的なビジョンである一方で、具体的な姿をどう捉えるかで多くの企業が迷いを見せているのが現状だ。本連載では、現地での取材を通じて、インダストリー4.0に関する各社の動きを3回にわたってお伝えする。
- インダストリー4.0で日独の協力関係はあり得るのか(後編)
ハノーバーメッセ2015で開催された「インダストリー4.0」をテーマとした第9回 日独経済フォーラムの様子をお伝えする本稿。後編では、日独それぞれの企業の取り組みとパネルディスカッションの様子を紹介する。
- メイドインジャパンの必勝パターンを読み解く
2012年4月からスタートした「小寺信良が見たモノづくりの現場」では、10カ所の工場を紹介した。今回から2回にわたり、この連載で得た「気付き」から、「ニッポンのモノづくりの強み」についてまとめる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.