OCFとThreadが提携、コネクティッドホームの覇権狙う

Open Connectivity Foundation(OCF)とThe Thread Groupが提携を発表した。Apple「HomeKit」やGoogle「Project Brillo」などに対する優位性を得る狙いとみられる。

» 2016年08月01日 11時00分 公開
[渡邊宏MONOist]

 Open Connectivity Foundation(OCF)とThe Thread Groupが2016年7月27日(米国時間)、提携を発表した。

 OCFとThe Thread GroupはいずれもいわゆるIoT推進の組織であり、前者は「相互運用性の実現」を掲げ、後者は「メッシュネットワークの構築」を軸にした活動を行っている。前者はIntelおよびSamsung、Qualcommが中心、後者はARMやSamsung、Nest Labsなどが中心的な存在として挙げられるが重複も多い。なお、OCFはIntelやSamsungなどが2014年7月に設立したOpen Interconnect Consortium(OIC)の後継組織だ。

 今回の提携に際しては「コネクティッドホームにおけるアプリケーションならびデバイスの接続性について共同で取り組んでいく」としており、2組織が連携をとることで、AppleのHomeKitや、GoogleのProject Brilloなどといった家庭向けIoTソリューションに対する優位性を得る狙いとみられる。

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