ルノー・ジャポンはトゥインゴで日本のAセグメント市場の活性化を図ろうとしている。同社社長の大極司氏は想定するターゲットについて「まず、RRはクルマに詳しく新しいモノ好きの人が反応してくれるのではないか。RRの選択肢はポルシェかトゥインゴか、といったところ」と話す。
フランス本国ではRRが購入の決め手になる例は少なく、「デザインや、小回りなど使い勝手の良さを評価して買う例が多い」(フレデリック氏)という。外観デザインは、初代トゥインゴや「ルノー5(サンク)」から発想を得たという。
大極氏は「女性や、クルマもファッションの一部と考える人は、パリの街のために仕立てられたデザインに興味を持つだろう。子供が独立して大きなミニバンが不要になった人も増えており、小さいクルマの市場は決して小さくない」と話す。
また、軽自動車並みの取り回しの良さや車両価格を訴求して、軽自動車ユーザーにも「最初の輸入車」(大極氏)として提案していきたいという。「かつて、ルノーはマニア向けのブランドで、フランス車も輸入車としてはメジャーではなかったが、国産ブランドからの乗り換えが増えるまでになってきた。トゥインゴは、輸入車もしくはフランス車の入門としてアピールしていく」(同氏)。
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