自動運転用免許というのも必要かもしれません。
自動運転が実現したら、クルマに運転を任せて何をしようか――。
クルマを運転する方は1度は想像したことがあることと思います。クルマの運転を好む人であっても、何kmにも及ぶ長い渋滞や、遊び疲れた後の家路の途中では自動運転に任せたくなることでしょう。
自動運転モードに切り替えて仮眠をとる、仕事をする、メールの返信やSNSの投稿にいそしむ、映画やテレビ番組を楽しむなどなど、想像は広がります。
こうした想像を実践していいのは、レベル3以降の自動運転だけです。
米国運輸省の国家道路交通安全局(NHTSA)の定義によると、レベル3の自動運転は操作や監視の主体をシステムが担い、駐車場や高速道路など限定された交通条件でのみ可能です。また、ドライバーはシステムが自動運転を継続できなくなった場合に運転に復帰する必要があります。レベル4では、ドライバーが運転に復帰できない状況でも、自動運転システムで緊急時の対処を行えるようにしなければなりません。
これに対し、レベル2の自動運転は操作はシステムが行いますが、監視の主体はあくまで人間です。
さて問題です。Tesla Motors(テスラ)がソフトウェアのアップデートによって現在提供している自動運転機能はどのレベルに該当するでしょうか。
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