日立産機システムは、冷却システムの効率化を図り印字を高速化・安定化させたCO2レーザーマーカー「LM-C300」シリーズを発表した。毎秒600文字を印字できる。
日立産機システムは2016年5月12日、高効率冷却システムの採用により印字を高速・高品質にしたCO2レーザーマーカー「LM-C300」シリーズを発表した。使用するうちに熱を帯びてくるレーザー発振器を効率よく冷却することにより、レーザー出力を従来よりも安定させた。毎秒600文字の印字が可能になったとしている。
CO2レーザーマーカーは、食品、飲料、化粧品、薬品、電子部品、自動車部品などに日付やロット番号などを印字する産業用マーキング装置。産業用印字のニーズが多様化する中、より多くのニーズに対応できるように「LM-C300」シリーズを開発したという。
同シリーズにはレーザー出力10Wと30Wのラインアップがあり、幅広い印字エリアを選択できる。保護構造IP54を標準装備しているため、過酷な使用環境においても鮮明に印字可能だ。また、レーザーマーカーのヘッド部分にコントローラー(制御部)を内蔵することにより、本体サイズを小型化した。さらに、レーザーのレンズ取り付け位置変更により、レーザー照射方向を変更できるように設計している。
レーザー出力10Wタイプとしては「LM-C310S」「LM-C310P」の2モデルがあり、本体サイズは196×698×148mm、重量17kg。レーザー出力30Wタイプには「LM-C330S」「LM-C330P」の2モデルが用意され、本体サイズが216×709×179mm、重量25kg。いずれもレーザー波長は10.6μm。英数字、片仮名、平仮名、漢字、記号、バーコード、2次元コード、ロゴデータなどの印字が可能だ。2016年6月から販売開始の予定となっている。
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