IoTプラットフォームの開発・構築を強化、米国にビジネスユニットを設置 : 製造ITニュース
日立製作所は、デジタルソリューション事業の拡大に向け、IoTプラットフォームの開発・構築を強化する。米国に設置するグローバルヘッドクォーターを中心に、2016年度からの3年間で、累計約1000億円を投資する。
日立製作所は2016年4月14日、デジタルソリューション事業の拡大に向け、IoT(モノのインターネット)プラットフォームの開発・構築を強化すると発表した。米国に設置するサービス&プラットフォームビジネスユニット(プラットフォームBU)のグローバルヘッドクォーターを中心に、2016年度〜2018年度の3年間で、累計約1000億円を投資する。
同社では、産業機器やプラントなどを制御するOperational Technology(OT)とInformation Technology(IT)を活用し、高度なインフラシステムを提供してきた。また、これらの強みを生かし、デジタルソリューション事業の強化に向けて、フロントBU/プラットフォームBU/インダストリアルプロダクツBUの3階層から成る事業体制を始動させている。
プラットフォームBUが開発・構築を進めるIoTプラットフォームは、アナリティクス/AI/セキュリティなどのITと、鉄道運行管理/プラント制御などで培ったOTの融合によって生み出されたソフトウェア群。このIoTプラットフォームをフロントBUに提供することで、ユーザーにサービスを提供するフロントでのイノベーション創出を後押しするという。
今回、米国サンタクララに新たに設置されるグローバルヘッドクォーターのトップには、執行役専務/サービス&プラットフォームBU CEOの小島啓二氏が就任する。北米、欧州、日本などの拠点で構成されるグローバルチームをリードし、OTとITを結集させたIoTプラットフォームを提供することで、ユーザーの課題解決や成長に貢献するとしている。
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