産業機械の遠隔保守が可能なIoT通信モジュール内蔵のVPNルータFAニュース

村田機械は、産業機械を遠隔監視するVPNルータ「GriDRIVE GDR-1250」を発売した。産業機械・機器にアクセスが必要な時だけ、一時的に簡易VPNを構築できる。

» 2016年03月02日 07時00分 公開
[MONOist]

 村田機械は2016年1月18日、産業機械を遠隔監視する、IoT(モノのインターネット)通信モジュール内蔵のVPNルータ「GriDRIVE GDR-1250」を発売した。

 GriDRIVE GDR-1250は、産業機械の遠隔保守サービス事業者や社内管理部門が、対象となる産業機械・機器にアクセスが必要な時だけ、一時的に簡易VPNを構築できる。

 さらに、MCプロトコル対応のPLCから稼働情報を収集し、メモリに保存する機能を搭載。遠隔保守サービス事業者や社内管理部門が、必要に応じてメモリに保存した情報を取り出し、簡単に機器の稼働状況を監視できる。

 収集する稼働情報にしきい値を設定すれば、トラブル時にアラートメールを自動送信する機能も搭載している。機器間通信は、MVMO SIMの3G通信に対応。対象の産業機械・機器設置先のLAN経由でインターネット回線による通信も可能で、双方向通信を通じたPLCの設定変更により、機器を制御できる。これにより、産業機械・機器の監視・制御の双方を含む、遠隔保守システムの構築が可能になるとしている。

 

photo 産業用IoT通信モジュール内蔵VPNルータ「GDR-1250」

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