スズキは2016年2月3日、インドのデリーで開催している「オートエキスポ2016」で、同社のSUV「ビターラ(日本名:エスクード)」の派生車種となる新開発の小型SUV「ビターラ ブレッツァ」を発表した。インドのユーザーの好みや価値観を重視したモデルとなる。
スズキとインド法人のマルチスズキは2016年2月3日、インドのデリーで開催している「オートエキスポ2016」(一般公開日:2016年2月5〜9日)において、小型SUV「ビターラ ブレッツァ」を発表した。スズキが欧州と日本で販売しているSUV「ビータラ(日本名:エスクード)」の派生車種となる。
ビターラ ブレッツアは、インドのユーザーの好みや価値観を重視して開発したモデル。力強いダイナミックなエクステリアと、スマートフォン連携ディスプレイや自動追従走行機能など充実した快適/安全装備、9パターンの豊富な車体色、多様なオプションパーツの設定が特徴だ。グルガオン工場で生産し、インド国内で発売する。
ビターラ ブレッツアの外形寸法は全長3995×全幅1790×全高1640mmで、ビターラの外形寸法の全長4175×全幅1775×全高1610mmと比較すると全長が180mm短い。このため、ビターラとは異なるプラットフォームを採用している。
小型ハッチバック「バレーノ」と同じ排気量1.3l(リットル)のディーゼルエンジンを搭載している。エンジンの最高出力は66kW(4000rpm)、最大トルクが200Nm(1750rpm)。スズキはインドや欧州向けにディーゼルエンジンを設定しているが、日本には導入しない計画。
同社 社長の鈴木俊宏氏は「インド市場は最も重要な戦略的市場/生産拠点であり、その重要性は今後さらに増していく」と述べた。
スズキはオートエキスポ2016でこの他にも、インド初公開となる小型クロスオーバーSUV「コンセプト イグニス」や、排気量1.0l直噴ターボガソリンエンジンを搭載したプレミアムハッチバック「コンセプト バレーノRS」などを出展している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.