オン・セミコンダクターは「オートモーティブワールド2016」で、ヘッドランプの向きや部分的な点灯/消灯を制御する「スマート・ヘッドライト・システム」と、センサー内蔵のシートで乗員をセンシングする取り組みを紹介する。
オン・セミコンダクターは自動車技術の展示会「オートモーティブワールド2016」(2016年1月13〜15日、東京ビッグサイト)内の「第8回国際カーエレクトロニクス技術展」で、夜間に対向車両や歩行者を検知してヘッドランプの向きや部分的な消灯を制御する「スマート・ヘッドライト・システム」を展示する。
スマート・ヘッドライト・システムは、イメージセンサーで検出した路面/車両/物体/歩行者などの位置に合わせて、ピクセル状に実装した光源の点灯/消灯をコントロールするシステムだ。
温度や湿度、圧力を検知する「スマートパッシブセンサ」を内蔵し、シートで乗員をセンシングする提案も見どころだ。着座姿勢からドライバーの状態を認識したり、シート上にいるのが人間か物かを判別する用途を想定している。
また、2016年1月15日の13:30から、オートモーティブワールド2016と同時開催の「ライティングジャパン2016」の専門セッション「自動車の先進照明技術 〜技術課題と将来展望〜」で、同社のオートモーティブ フィールドアプリケーションエンジニア 部長の佐藤明弘氏が講演する。モーター制御やLEDピクセルライティングなど最新のフロントライティングシステムを説明しするとともに、ヘッドライトと連動させるイメージセンサーの使用についても取り上げる。
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