品種変更時の段取り換えを自動化した、順送プレス機用高速精密送り装置FAニュース

日本電産シンポは、従来は作業者が項目ごとに調整していた段取り換え項目を、サーボモータによるNC制御で自動化した、順送プレス機用高速精密送り装置「GXiシリーズ」を発売した。

» 2015年11月27日 07時00分 公開
[MONOist]

 日本電産シンポは2015年11月9日、順送プレス機用高速精密送り装置「GXi」シリーズを発売した。従来、作業者が項目ごとに調整していた品種変更時の段取り換え項目を、サーボモータによるNC制御で自動化した。

 GXiシリーズは、同社従来製品の「GX」タイプベースとし、材料に傷が付きにくいカムグリッパー方式を採用。材料送り長さ、材料板厚、材料巾、パイロットリリース開始角度などを自動で設定できる。プレス機側のダイハイト、プレス速度、送り線高さなどの自動変更機能と組み合わせれば、ボタン操作だけで全項目の変更が可能になるという。

 また、各項目をNC化したことで、初期設定以外は熟練者でなくても最適な条件を容易に再現できる。これらの機能により、段取り換え時間を10分の1以下に短縮した。

 材料幅は5〜40mm、8〜80mm、8〜120mmの3種類に対応している。同社のプレス機に搭載が可能だが、従来機については制御機器の改造が必要となる。

photo

FAメルマガ 登録募集中!

famerumaga

FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。

ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.