貼り付け型ウェアラブル生体センサーの販売契約を締結:医療機器ニュース
オムロン ヘルスケアは、米Vital Connectと同社製のウェアラブル生体センサー「ヘルスパッチ MD」の販売契約を締結した。日本国内の研究機関に向け、2015年11月20日から販売を開始する。
オムロン ヘルスケアは2015年11月5日、米Vital Connectと、同社製「ヘルスパッチ MD」の販売契約を締結したと発表した。日本国内の研究機関に向け、同月20日から販売を開始する。
今回発売するヘルスパッチ MDは、胸部に貼り付けて使用する、ウェアラブル生体センサーとなる。センサーモジュールを使い捨てタイプのパッチに挿入し、胸部に貼り付けて心電図や心拍数などの生体情報を測定する。パッチは、粘着剤の異なる「Active」「Gentle」の2種類で、患者の状態や活動に応じて使い分けが可能だ。
バッテリーは、最大96時間の連続使用が可能。そのため、見つけにくい不整脈を継続して記録できる。Bluetooth 4.0に対応しており、測定データをスマートフォンなどの中継機に送信し、専用のソフトウェアで確認できる。重さは約11gで、装着しても身体への負担は少ないという。
ヘルスパッチ MD
パッチ
センサーモジュール 上面(左)、下面(右)
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