ヤマザキマザックは、旋削機能付きの同時5軸加工・高精度多面加工マシニングセンタ「VARIAXIS i-1050T」を発表した。同時5軸加工・高精度多面加工から旋削加工までを1台で完結するため、工程の集約を可能にした。
ヤマザキマザックは2015年9月16日、旋削機能付きの同時5軸加工・高精度多面加工マシニングセンタ「VARIAXIS i-1050T」を発表した。
2011年に発売された「VARIAXIS(ヴァリアクシス)」シリーズは、これまでテーブルサイズφ500〜800mmの「VARIAXIS i-500/600/700/800」と、旋削機能付きの「VARIAXIS i-700T/800T」を展開している。今回、VARIAXIS i-1050Tを追加したことで、全7モデルに拡大した。
新たに発売されるVARIAXIS i-1050Tでは、C軸の高速・高精度ロータリテーブルに、最大回転速度500min-1の旋削機能を追加。同時5軸加工・高精度多面加工から旋削加工までを1台で完結するため、工程の集約を可能にした。
また、両端支持タイプのチルト・ロータリーテーブル、A軸にデュアル・ローラギアカム、C軸にダイレクトドライブモータを採用したほか、インテリジェント機能の搭載により、高速・高精度の加工に対応できる。最大ワーク寸法はφ1250×900mm、最大積載質量は2000kg。タッチパネル式CNC装置「MAZATROL SmoothX」を採用したことで、操作性・作業性が向上し、消費電力も低減している。
主な用途は、航空機部品や各種バルブなどの加工で、2015年10月5日からイタリア・ミラノで開催される欧州国際工作機械見本市(EMO MILANO)に出展し、販売を開始する。
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