コンテックは、制御スクリプトの記憶・実行が可能な高機能ファームウェアを内蔵した、クラウド対応のリモートI/Oユニット「CONPROSYS」M2Mコントローラー4種を発表した。
コンテックは2015年8月6日、制御スクリプトの記憶・実行が可能な高機能ファームウェアを内蔵した、クラウド対応のリモートI/Oユニット「CONPROSYS(コンプロシス)」M2Mコントローラー4種を発表した。第1弾として、コンパクト一体型マルチI/O「CPS-MC341-ADSC1-111」を発売し、9月以降にその他3種を順次販売開始する。
CONPROSYS M2Mコントローラーは、さまざまな通信機能をファームウェアに内蔵したIoTデバイスとなる。監視したい装置を接続し、データ収集用のCONPROSYSクラウドサーバとインターネット接続するとデータ送信が開始され、装置の状態の遠隔監視がすぐに開始できる。
また、Modbus/TCPスレーブ応答機能を内蔵したことで、Modbus/TCPをサポートしたPLC(Programmable Logic Controller)などのコントローラーからアクセスが可能。OPC-DA 2.0/3.0に対応したWindows用OPCサーバソフトウェアを無料で提供するため、OPC対応のSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)とのデータ通信もできる。
さらに、入力データの演算・条件分岐・信号出力制御などのスクリプトを記憶・実行するセルフスクリプティング機能を内蔵。スクリプトは、フローチャートを書くイメージで作成できるという。
ラインアップは、デジタル信号・アナログ信号・シリアル通信に対応したマルチI/Oモデルの「CPS-MC341-ADSC1-111」「CPS-MC341-ADSC2-111」と、デジタル信号の入出力専用モデルの「CPS-MC341-DS1-111」、アナログ信号の入出力専用モデル「CPS-MC341-A1-111」の4種。価格は3万9000円(税別)からとなっている。
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