人工光の完全閉鎖型植物工場で低カリウムレタスの生産事業を開始製造マネジメントニュース

四国計測工業は、人工光による完全閉鎖型植物工場で低カリウムレタスの生産事業を開始するため、ドクターベジタブルジャパンとフランチャイズ契約を締結した。2015年秋に低カリウムレタスの生産を開始し、1年後にフル生産を行う。

» 2015年08月21日 09時00分 公開
[MONOist]

 四国計測工業は2015年6月24日、人工光による完全閉鎖型植物工場で低カリウムレタスの生産事業を開始するため、ドクターベジタブルジャパンとフランチャイズ契約を締結したと発表した。

 低カリウムレタスは、通常栽培のレタスに比べてカリウム含有量が極端に少なく、慢性腎臓不全の患者でも生食できる野菜となる。同社では現在、本社敷地内に人工光型植物工場「さぬき野菜工房」を建設中で、2015年秋に低カリウムレタスの生産を開始し、1年後にフル生産を行う。

 同工場の生産量は、低カリウムレタスを栽培する植物工場としては、西日本最大規模の4500株/日(年間100t)。生産されたレタスは、ドクターベジタブルジャパンを通じて「ドクターベジタブル」ブランドで販売する。また、同工場で生産される低カリウムレタスは、付着菌数が少なく長期保存ができるため、国内での販売の他、南アジアなどにも輸出する予定だとしている。

photo 「さぬき野菜工房」完成予想図
photo 低カリウムレタス

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