1970年代の男子小学生の間で大流行した遊び「スーパーカー消しゴム/カー消し飛ばし」を、3Dプリンタで復活させるワークショップ「モデ1GP」の第2回が2015年9月12日に開催される。
1970年代の男子小学生の間で大流行した遊び「カー消し飛ばし」をご存じだろうか?
カー消し飛ばしとは、三菱鉛筆のノック式ボールペン「BOXY」で、クルマの形をした「スーパーカー消しゴム」(といっても消しゴムのように字は消せない)をはじく遊びだ。当時、『サーキットの狼』という漫画が週刊少年ジャンプに掲載され話題となり、スーパーカーブームが到来。カー消し飛ばしは、スーパーカーに憧れる子どもたちを夢中にさせた。
あれから40年以上が経過した今――。スーパーカー消しゴム/カー消し飛ばしを、「3Dプリンタ」で復活させるワークショップ「モデ1GP」の第2回が、2015年9月12日に開催される。
場所は前回大会と同じ、アーツ千代田 3331。主催は、モデ1GPの原案を考えた3Dデータ共有コミュニティー「3Dモデラボ」、IT・ガジェット系ニュースでおなじみ「Engadget 日本版」、有志による工作支援団体「Precra」だ(前回の模様:3Dプリンタは誰の手に? モデ1GPリポート!)。
モデ1GPの特長は、1日のワークショップ(2部構成)で「学ぶ」「作る」「遊ぶ」を体験できることにある。
午前中の【第1部】では、CAD初心者を対象に無償3次元CAD「Autodesk 123D Design」を用いたモデリング講座が行われる。ここで、モデ1GP大会規定サイズ(3.0×1.5×1.5cm以内)のオリジナルカーを3Dモデリングして、お昼休みの時間などを使い3Dプリンタで実際に出力する(関連リンク:無償3D CAD 5分講座)。
そして、午後からの【第2部】では、第1部で出力したオリジナルカーと、第2部からの参加者の持ち込みカーを交えて競技が行われる。この競技では、カー消し飛ばしの伝統を重んじて、当時と同じBOXYボールペン(大会本部が用意)を用いて競い合う。
モデ1GPには、「サイズ」「タイヤ数」「ボディ形状」について、以下のような走行車両条件が設定されている。なお、3Dモデラボでモデ1GP参加車両が複数投稿されているので参考にしてほしい(※モデ1GP大会規定に則していない車両もあり)。
なお、競技・デザイン部門で優秀な成績を残したドライバー(参加者)には、パーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0A」や「コーティングキット」など、豪華賞品が贈られる(出力・賞品提供協力:XYZプリンティングジャパン)。
参加条件やAutodesk 123D Designが動作するPCの推奨スペックなどについては、告知ページを参考にしてほしい。
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