ストラタシス・ジャパンは、「第26回 設計・製造ソリューション展(DMS2015)」において、ダイハツ工業の軽スポーツカー「コペン」向けに開発中の着せ替えパーツ「Effect Skin」に関する展示を行った。
ストラタシス・ジャパンは、「第26回 設計・製造ソリューション展(DMS2015)」(2015年6月24〜26日、東京ビッグサイト)において、ダイハツ工業の軽スポーツカー「コペン」向けに開発中の着せ替えパーツ「Effect Skin」に関する展示を行った。
ダイハツ工業のコペンは、車両の樹脂外板など着せ替えられる「DRESS-FORMATION」というコンセプトを特徴としている。ストラタシス・ジャパンは、DRESS-FORMATIONの1つととなる、バンパーやエンブレム、ダッシュボードなどを加飾するパーツとなるEffect Skinについて、3DプリンタによるDDM(Direct Digital Manufactuaring)で提供するための共同開発を進めているところだ(関連記事:「コペン」の着せ替えパーツが3Dプリンタで作れる「Effect Skin」とは)。
展示では、Effect Skinを装着したコペンとともに、Effect Skinで選択できる「アルゴリズミックデザイン」を施したバンパー向けパーツを披露した。
 展示した「Effect Skin」。上側に並べた12個のパーツはバンパー向けのもので、ABS樹脂で3Dプリントしてから塗装している。下側に並べたパーツは、さまざまなカラーを選べるASA樹脂で3Dプリントした(クリックで拡大)
展示した「Effect Skin」。上側に並べた12個のパーツはバンパー向けのもので、ABS樹脂で3Dプリントしてから塗装している。下側に並べたパーツは、さまざまなカラーを選べるASA樹脂で3Dプリントした(クリックで拡大)アルゴリズミックデザインとは、アルゴリズムを基にした計算結果からデザインや設計を導き出す手法のこと。Effect Skinは、アーティストで3DクリエイターのSUN JUNJIE(そん・じゅんじぇ)氏が、サーフェスモデラーの「Rhinoceros」とプラグイン「GrassHopper」を用いてデザインを行った。
Effect Skinでは、3Dプリントするパーツの表面上に、12種類の幾何学的な形状が配置されるようになっている。パラメータとして指定する幾何学形状の個数や、パーツの形状/表面積を変えることで、デザインの専門家でなくても自由自在にデザインを作り出すことができるという。
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