川崎重工業は、人共存型の双腕スカラロボット「duaro(デュアロ)」を発売した。同軸双腕構成により、人が両腕で行う作業を人1人分のスペースで置き換えることができる。
川崎重工業は2015年6月3日、人共存型の双腕スカラロボット「duaro(デュアロ)」を発売した。これまで自動化が困難とされていた、電気・電子業界などの製品ライフサイクルが短い分野でのニーズに対応する。
duaroは、人の動作に必要な領域や両手の動き、両腕の独立した動きなどをそのまま再現できる同軸双腕構成のロボット。胴体から水平に伸びた2本のアームが対になって動くため、人が両腕で行う作業を人1人分のスペースで置き換えることができる。
また、低出力モーターやエリア監視による速度低減機能などにより、人との共存作業が可能。人と衝突した場合でも、瞬時にロボットが停止する衝突検知機能も備えた。
さらに、水平多関節構造とダイレクトティーチ機能を採用したことで、製品のライフサイクルが短い場合でも、プログラムやティーチングの変更が容易にできる。タブレット端末やティーチペンダントによる教示も可能だ。
標準リーチは760mmで、最大可搬質量は片腕2kg、位置繰り返し精度は±0.05mmとなる。国内の販売価格は280万円から。
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