これらの例として、3Dエクスペリエンス・プラットフォームに新たな機能として組み込んだのが「パワーバイ」だ。
パワーバイは、3Dエクスペリエンス・プラットフォーム内で、さまざまなアプリケーションと連携し、これらのデータを共有できるようにする機能のこと。例えば、CADデータを含むあらゆるデータを取り込み、さらにこれらのデータを3Dエクスペリエンス・プラットフォーム上から検索して簡単にアクセスするようなことができる。また、同社の競合ベンダーのCADアプリケーションを開き、アプリケーション内で編集し、そのデータを3Dエクスペリエンス・プラットフォームで保存・共有するというような使い方も可能だという。
メンギニ氏は「“体験”を基軸にした経済では、技術だけがイノベーションにつながるわけではない。そのため技術者だけでなく、さまざまな役割の人々がイノベーションにつながる何かを生み出す可能性がある。そういう意味で人々の協力や連携が従来以上に重要になってくる。これらを実現するためには、デジタル基盤はこれらのすき間をなくし、シームレスにつながれるようにしなければならない」と語っている。
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IoTで生み出す“デジタルの双子”、新たに解析企業の買収なども発表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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