消費電力を従来機比約26%低減した空冷式ヒートポンプチラー48機種を発表FAニュース

三菱電機は、空冷式ヒートポンプチラー「COMPACT CUBE DT-R」48機種を2015年10月に発売する。高効率熱交換器と高効率インバータスクロール圧縮機を搭載し、冷却COP3.47を達成した。

» 2015年05月17日 07時00分 公開
[MONOist]

 三菱電機は2015年4月27日、ビル・工場などで冷温水を使用して冷暖房する、空冷式ヒートポンプチラー「COMPACT CUBE DT-R」48機種を同年10月に発売すると発表した。

 COMPACT CUBE DT-Rは、高効率スリットフィンにより熱交換性能を改善した高効率熱交換器と、高効率インバータスクロール圧縮機を採用。業界トップクラスの冷却COP3.47を達成した。また、定格時の高効率運転により、従来機に比べて消費電力を約26%低減している。

 さらに、大容量圧縮機の搭載により、50馬力機と同サイズの60馬力機も製品化。能力当たりの設置スペースを、50馬力機比で約16%削減でき、省スペース化に対応した。本体内へのブレーカー組み込みに加え、オプションでポンプまたはヘッダ配管のユニットへの内蔵も可能。これにより、設計・施工の容易化や施工日数を削減できる。

 代表機種の価格は、インバータポンプ内蔵・ヒートポンプ・200V仕様・散水なし仕様で890万円(税別)から。2015年6月に発売予定の空調冷熱総合管理システム「AE-200J」と接続することで、空調冷熱機器の一括管理も可能になるとしている。

photo 空冷式ヒートポンプチラー「COMPACT CUBE DT-R」(モジュール4台連結時)

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