EtherCATインタフェース搭載の多軸サーボアンプを開発FAニュース

山洋電気は、EtherCATインタフェースを搭載した多軸サーボアンプを開発した。DC電源の4軸一体型サーボシステムで、通信速度100Mbps、最短通信周期125μsecの高速通信を可能にした。

» 2015年05月15日 07時00分 公開
[MONOist]

 山洋電気は2015年4月23日、サーボシステム「SANMOTION R ADVANCED MODEL」のラインアップを拡充し、EtherCATインタフェースを搭載した多軸サーボアンプを開発した。発売は同年5月25日の予定。

 今回開発された多軸サーボアンプは、DC電源の4軸一体型サーボシステムとなる。高速フィールドバスのEtherCATインタフェースを搭載したことで、通信速度100Mbps、最短通信周期125μsecの高速通信を可能にした。これにより、位置・速度などの指令がより細分化され、装置の動作がスムーズになるという。

 また、発生した回生電力を他のモーターの電力として使用可能で、装置の省エネルギー化を図ることができる。制御ユニット内で各軸のエンコーダ信号をフィードバックし、サーボモーターのタンデム運転も可能にした。

 1軸当たりの出力容量が20〜30Wの「RF2J24A0HL5」と20〜200Wの「RF2K24A0HL5」の2種を用意し、価格はオープン。チップマウンタ、半導体製造装置、搬送装置など、実装スペースが限られる装置の用途に向ける。

photo EtherCATインタフェース搭載の多軸サーボアンプ

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