バイクツーリングの「足あと」を共有できるスマホアプリ車載情報機器

スズキは、「第42回東京モーターサイクルショー」において、二輪車ユーザー向けに開発中のiPhone用無料アプリ「ツーリングメッセンジャー」を参考出品する。展示会来場者の意見を踏まえてさらに開発を進め、2015年夏ごろのサービス提供を目指す。

» 2015年03月27日 17時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 スズキは2015年3月26日、「第42回東京モーターサイクルショー」(同年3月27〜29日、東京ビッグサイト)において、二輪車ユーザー向けに開発中のiPhone用無料アプリ「ツーリングメッセンジャー」を参考出品すると発表した。展示会来場者の意見を踏まえてさらに開発を進め、2015年夏ごろのサービス提供を目指すとしている。

 ツーリングメッセンジャーには大きく分けて2つの機能がある。1つは、ツーリング参加者の「位置と状態」を一目で分かるように表示する機能だ。iPhoneの地図ソフトと連携した地図画面上でツーリングルートを設定し、事前登録した仲間をツーリングイベントに招待すれば、ツーリング参加者の互いの現在地を表示する。また、「休憩中」や「道に迷った」などの自分の状態を示すアイコンメッセージ(「つぶやき」)を発信することもできる。

 もう1つは、ツーリング中に発見した絶景ポイントなど、他のライダーに勧めたい場所にアイコンメッセージ(「足あと」)を残す機能である。これによって、全国のライダーとの情報共有が可能になるという。

「ツーリングメッセンジャー」の基本画面イメージ「ツーリングメッセンジャー」の「足あと」の共有イメージ「ツーリングメッセンジャー」の 「ツーリングメッセンジャー」の画面。左から、基本画面イメージ、「足あと」の共有イメージ、「つぶやき」送信画面イメージ(クリックで拡大) 出典:スズキ

 グローブをしたままでも操作しやすいユーザーインタフェースも特徴の1つだ。ツーリングに特化したシンプルな画面にしたり、ボタンを大きく表示したりして簡単な操作で「つぶやき」や「足あと」の発信を行えるようにした。

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