スズキは、「第85回ジュネーブ国際モーターショー」で、同社が「理想のコンパクトカー」とする「iK-2」と小型四輪駆動車「iM-4」、2台のコンセプトカーを公開した。iK-2をベースとする量産車は2016年初頭に欧州市場に投入する予定。
スズキは2015年3月3日(欧州時間)、「第85回ジュネーブ国際モーターショー」(一般公開日:2015年3月5〜15日)において、2台のコンセプトカー「iK-2」と「iM-4」を初公開した。併せて、これらのコンセプトカーに搭載する3つの新環境技術を披露した。なお、iK-2をベースとする量産車を2016年初頭に欧州市場に投入する予定で、iM-4についても量産モデルの開発を進めているという。
iK-2は、「Harmonised Force(調和した力)」をコンセプトに、デザインや実用性、快適性、操縦性、走行性、燃費というコンパクトカーに必要とされる要素を高次元で融合させたコンセプトカーである。「コンパクトカーの価値を極限まで高めた、スズキが考える理想のコンパクトカー」(同社)という。
外形寸法は、全長4023×全幅1920×全高1450mmで、全長が4000±200mm程度とされるBセグメントクラスに抑えられているものの、全幅はかなり幅広く、全高は低めである。同社が欧州市場で広く販売しているBセグメント車「スイフト」の場合、全長3850×全幅1695×全高1510mmとなっている。
外観デザインは、水の塊が動き出す時のエネルギー移動をイメージする、流れるような優雅さを表現。低い全高と、広い全幅によるダイナミックさも併せ持つ。
「東京モーターショー2013」や2014年4月の技術説明会で発表した「次世代軽量プラットフォーム」(関連記事:スズキのガソリンエンジン開発目標は平均熱効率で40%、2020年初頭に達成へ)に加え、新開発の排気量1.0l(リットル)の直噴ターボガソリンエンジン「BOOSTERJET」の採用により、良好な燃費と力強い走りを両立したとする。
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