先端部外径7.5mm、汎用スコープダブルバルーン小腸内視鏡を発売医療機器ニュース

富士フイルムは、小腸用内視鏡の「EN-580XP」を発売する。スコープを細径化し、独自の画像センサーと新設計のレンズで、2mmからの近接での観察も可能だ。

» 2015年03月03日 08時00分 公開
[MONOist]

 富士フイルムは2015年2月12日、スコープ先端部を外径7.5mmに細径化したダブルバルーン小腸内視鏡「EN-580XP」を、同日より富士フイルムメディカルを通じて発売すると発表した。

 2つのバルーンを使用する従来機「EN-450P5/20」により、スコープの挿入が難しい小腸内視鏡検査などを容易にしていた。今回発売するEN-580XPは、従来機よりスコープ先端部を1mm細径化して7.5mmにしたことで、狭窄のある小腸にも入りやすくなると期待されている。

 鉗子口径は従来機と同じ2.2mm。体液などの吸引性能と生検鉗子などの処置具の操作性も維持している。独自開発の画像センサー「スーパーCCDハニカム」と新設計のレンズで、2mmからの近接での観察も可能だ。また、バルーン・専用オーバチューブの素材には、シリコーンゴムを使用している。

 オーバチューブ・バルーン・チューブキットのセット販売で、標準ユーザー渡し価格が409万円(税別)。

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