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» 2015年02月19日 11時00分 公開

SRラッチ回路で「新聞受けの見張り番」を作り、PCでログを取ろう!アイデア・ハック!! TWE-Liteで家庭内M2M計画(4)(4/4 ページ)

[三月兎,MONOist]
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受信間隔を調整して省エネモードで動かそう

 ターミナルには、どのTWE-Liteから、いつデータが送られてきたか? デジタル入力の状態、アナログ入力の状態などのデータが16進数で表示されます。データは約1秒の周期で定期的に受信されます(画像15)

photo (画像15) 約1秒間隔で、周辺のTWE-Liteの状況を受信する

 画像15のM欄がデジタル入力の値です。赤でマークしたところが、リードスイッチが反応したところです。生ログだと情報を読みづらいので、PCやマイコンでデータを解釈するとよいでしょう。公式サイトにTWE-Lite 標準アプリケーションの出力を読み取るPythonスクリプトも公開されているので、参考になります。詳細は、TWE-Liteの公式サイトにて確認してください。


 このシステムを玄関に実装した場合、問題になるのは電池の消費量です。

 ログを見れば分かるよう、子機からは1秒間隔でセンサー値が送られています。TWE-Lite DIPは、連続モードで常に受信電流(約17mA)を消費し続けています。今回は、単三電池を電力としているので、1900mAh ÷ 17 = 111.8時間。4日半でバッテリーが切れてしまう計算になります。

 システムを運用するためには、もう少し稼働日数を増やしたいですよね。子機をスリープモードに設定して送受信間隔を広げると、消費電力を抑えられます。例えば10秒毎に送受信するモードにすれば、単三電池で10年以上稼動するようになるのです。

 新聞受けの扉はバネでスイングしているので、一瞬で開閉します。10秒間隔では開閉を見落としちゃうでしょうから、私は1秒間欠モードにしました。バネを弱くしてゆっくり閉まるようにすれば、見落とさずにすむかもしれません。間欠1秒モードにすると1年近く動作することになりますね。

 間欠1秒モード、間欠10秒モードは、M1、M2、M3ピンをGNDに接続する組み合わせで設定できます(表2、画像16)

photo (表2) TWE-Lite 子機の動作モード設定 O=Open G=GND
photo (画像16) M1とM3をGNDに接続して「間欠1秒モード」に改造。M3(点線)も配線すれば、「間欠10秒モード」になる

 親機は常に受信状態になっているので、間欠モードの設定がありません。AC電源で運用する必要があります。

まとめ

 今回は、SRラッチ回路とToCoStickを使った電子工作を紹介しました。

 TWE-LiteをPCに接続すると、使い方がグンと広がりますね! インターネットを経由して、機器同士が通信をすることも可能です。皆さんもユニークなアイデアで家庭内M2Mを楽しんでください。

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