XYZプリンティングジャパンは、3Dプリンティング技術の展示会「3D Printing 2015 Additive Manufacturing Technology Exhibition」に出展し、同社の3Dプリンタ製品群の展示デモを行った。
台湾Kinpoグループ傘下のXYZprintingの日本法人であるXYZプリンティングジャパンは2015年1月28〜30日の3日間、東京ビッグサイトで開催されている3Dプリンティング技術の展示会「3D Printing 2015 Additive Manufacturing Technology Exhibition(以下、3D Printing 2015)」に出展し、同社の3Dプリンタ製品群の展示デモを行った。
ブース正面では、発売前の3Dプリンタ「Nobel 1.0」の動作デモを披露。Nobel 1.0は、同社初となる光造形方式の3Dプリンタで、2014年11月に開催された「ものづくりNEXT↑2014」では展示のみで、動作している様子を確認することができなかった(関連記事:光造形方式でも低価格化の波が!? XYZプリンティングが「Nobel 1.0」を参考展示)。
ものづくりNEXT↑2014で披露された量産試作品は、本体正面に5インチのタッチディスプレイを搭載し、物理ボタンが一切なかったが、今回のデモ機のインタフェース周りは、「ダヴィンチ」シリーズのイメージに近く、液晶パネルと物理ボタンという構成になっていた。「材料となる液体レジンは、500ccのボトルタイプのカートリッジで提供する。Nobel 1.0本体には自動充填機能があるので使い勝手も良い」(説明員)。
Nobel 1.0の最大造形サイズは、128×128×200mmで、最小積層ピッチは25μm。説明員によると、500ccで以下の画像4のエッフェル塔(高さ約15cm)8本分程度は出力できるという。
正式な発売時期は未定だが、2015年のかなり早い段階で発売される見込み。販売価格は、「米国市場などで現在販売されている40〜60万円する光造形方式の3Dプリンタよりも、かなり低価格で提供できるだろう」(説明員)という。
その他、2014年11月に発売されたスキャナー機能搭載3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0 AiO」や、発表されたばかりのPLA/ABS両対応の新製品「ダヴィンチ 1.0A」「ダヴィンチ 2.0A Duo」の展示デモも披露されていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.