ザイリンクスは、20nmプロセス技術を用い400万ロジックセルを集積したFPGA「Virtex UltraScale VU440」の出荷を開始した。
ザイリンクスは2015年1月15日(米国時間)、20nmプロセス技術を用い400万ロジックセルを集積したFPGA「Virtex UltraScale VU440」の出荷を開始したと発表した。同社では次世代ASIC、あるいはSoCプロトタイピングなどの用途に適するとしている。
Virtex UltraScale VU440は競合製品に比べて4倍の集積度という5000万以上のASICゲートに相当し、1456端子のユーザーI/Oを備える。バックプレーン動作に対応可能な48個の16.3Gビット/秒トランシーバーや、89MビットのブロックRAMも内蔵しており、同社製品「Virtex-7 2000T」に比べ2倍以上の規模になるという。
生産はTSMCの第2世代SSI技術を用いて行う。CoWoS(Chip-on-Wafer-on Substrate)3D ICプロセスで構築したSSI技術は既に28nmプロセスでの量産実績があり、また、今回は20nmプロセスを採用することで、より高性能かつ低消費電力のSoCを実現できるとしている。
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