仏Dassault Systemes(ダッソー・システムズ)は、「2015年ミラノ国際博覧会」の開催に向け、広大な万博会場をオンライン空間上にバーチャルモデル化した「オンライン3Dエクスペリエンス」を開発中であると発表した。
仏Dassault Systemes(ダッソー・システムズ)は、「2015年ミラノ国際博覧会」(会期:2015年5月1日〜10月31日)の開催に向け、広大な万博会場をオンライン空間上にバーチャルモデル化した「オンライン3Dエクスペリエンス」を開発中であると発表した。
オンライン3Dエクスペリエンスは、同社3Dエクスペリエンスプラットフォームを基に、インタラクティブ3D機能、360度のビュー、サウンド効果、鮮明な画像などによって、万博会場を視覚的に表現。オンライン上のバーチャル空間を通じて、世界中、誰もがどこからでも万博に参加できるようになるという。
2014年12月から万博の開催期間中にかけて開設予定。会場に関する有益な情報提供に加え、ミラノ万博のテーマである「地球に食料を、生命にエネルギーを(Feeding the Planet, Energy for Life)」について学ぶことができるという。
今回、およそ100万m2の万博会場をオンライン上のバーチャル空間で展開することで、実際に万博へ足を運ぶことができない人や、万博の雰囲気を追体験したい人に感動を提供すると同時に、ミラノ万博のテーマの理解を助け、食料資源に対するグローバルな意識を高めるのに貢献するという。
2015年ミラノ国際博覧会では、2000万人を超える参加者が、環境や都市化に関する課題を取り上げるイベントやショー、会議、会合に参加。140カ国以上の展示参加国が、食料生産に関わる文化や料理の伝統・技術などを披露する。
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